ベトナムのぜんざいチェーを楽しむ基本ガイド|本場と日本で味わうおすすめの食べ方と種類を知ろう!

グルメ

ベトナムのぜんざいと呼ばれる「チェー」は、豆やフルーツ、ゼリーなどがたっぷり入った甘いスイーツで、旅行者にも人気のデザートです。

日本のぜんざいと似ているようで違うチェーの魅力や種類、現地と日本での楽しみ方、さらに自宅での作り方までまとめて紹介します。

ベトナムの食文化や甘味に興味がある人や、ベトナム旅行で何を食べるか迷っている人にとって、大きなヒントになる内容です。

ベトナムのぜんざいチェーを楽しむ基本ガイド

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ここでは、ベトナムのぜんざいと呼ばれるチェーの基本的な特徴や、日本のぜんざいとの違い、温かいタイプと冷たいタイプの違いなどを整理します。

チェーの意味

チェーとは、豆や芋、フルーツ、ゼリー、タピオカなどを甘いシロップやココナッツミルクと合わせたベトナムの伝統的なデザートの総称です。

日本語では「ベトナム風ぜんざい」や「あんみつのようなスイーツ」と説明されることが多く、甘い具材と液体が一体になったデザートをイメージすると分かりやすいでしょう。

チェーはガラスの器やカップに盛られることが多く、色とりどりの具材が層になって見た目にも楽しいスイーツです。

ベトナム全土で親しまれており、子どもから大人まで日常的に楽しむ甘味として浸透しています。

日本のぜんざいとの違い

日本のぜんざいは小豆を煮て砂糖で甘く味付けし、餅や白玉を合わせたシンプルな構成であることが一般的です。

一方でベトナムのぜんざいにあたるチェーは、豆だけでなく芋やフルーツ、寒天やゼリー、タピオカ、時にはプリンなど複数の具材を組み合わせるのが特徴です。

さらにココナッツミルクをたっぷり使ったり、クラッシュアイスを加えたりと、南国らしいトロピカルな風味と見た目の華やかさが加わります。

日本のぜんざいが落ち着いた一品デザートだとすれば、チェーは「具だくさんパフェ」のような楽しさを持つ甘味だと考えるとイメージしやすいでしょう。

温かいチェーの特徴

チェーには温かいタイプもあり、特に豆や芋を煮込んだ素朴なスタイルが多く見られます。

小豆や緑豆を柔らかく煮て砂糖で甘く味付けし、ココナッツミルクを少し加えてコクを出した温かいチェーは、日本のぜんざいにかなり近い印象の味わいです。

生姜を効かせたシロップで餅団子を煮るチェー・チョイ・ヌックのように、体が温まる冬向きのチェーもあります。

ベトナムは基本的に暑い国ですが、北部では冬場に冷え込むこともあり、その時期には温かいチェーが恋しくなります。

冷たいチェーの特徴

冷たいチェーは、暑い季節に人気が高いひんやりスイーツです。

クラッシュアイスやかき氷の上に、豆、芋、ゼリー、フルーツなどを乗せ、ココナッツミルクやシロップをかけて提供するスタイルが一般的です。

見た目はカラフルで、透明なグラスに層状に盛り付けることで、写真映えするデザートとしても注目されています。

甘さとコク、冷たさが一度に味わえるので、ベトナムの強い日差しの下でのリフレッシュにぴったりです。

チェーの歴史と文化

チェーはもともと遠方からの来客をもてなすために、その土地で採れる豆やフルーツを活用して作られたと言われています。

現在では、家庭の食卓や屋台、カフェなどあらゆる場所で提供される、生活に密着したスイーツに進化しました。

中国の糖水やフィリピンのハロハロといった周辺地域の甘味文化の影響もあるとされつつ、独自に発展してきたベトナムオリジナルのデザートと考えられます。

地域や家庭ごとに具材の組み合わせや甘さの加減が違うため、同じチェーでもお店ごとに個性が楽しめるのも魅力です。

ベトナムの気候とチェーの関係

ベトナムは一年を通して暑い日が多く、特に南部では常夏の気候が続きます。

そのため冷たいチェーは、汗をかいた体をクールダウンしてくれる身近なデザートとして定着しました。

一方で北部では冬に気温が下がるため、温かいチェーが恋しくなる季節もあり、季節に合わせてチェーのスタイルを選ぶ楽しみもあります。

暑さと湿気の強い気候だからこそ生まれた、飲むように味わう甘味がベトナムのぜんざいチェーだと言えるでしょう。

チェーの代表的な種類

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ここでは、ベトナムのぜんざいチェーの中でも特に代表的な種類や特徴的なスタイルを紹介します。

豆を使ったチェー

豆を使ったチェーは、チェーの中でも最もベーシックで昔ながらのスタイルです。

小豆、緑豆、黒豆、ハスの実など、さまざまな豆を甘く煮て具材の中心に据えます。

そこにココナッツミルクやクラッシュアイスを加えたり、他の具材を少し添えたりしてバリエーションを出します。

豆の優しい甘さとほくほくした食感が楽しめるため、日本のぜんざいが好きな人にも受け入れられやすいタイプです。

  • 小豆のチェー
  • 緑豆のチェー
  • 黒豆のチェー
  • ハスの実のチェー
  • ミックスビーンズのチェー

餅入りチェー

餅入りのチェーは、日本人にとって特に親しみやすいベトナムのぜんざいチェーです。

代表的なチェー・チョイ・ヌックは、もち米の団子の中に緑豆餡を詰め、生姜の効いた甘いシロップで温かくいただくスイーツです。

白玉ぜんざいのような食べ心地でありながら、ココナッツクリームや生姜の香りが加わることで、エキゾチックな風味が楽しめます。

種類 チェー・チョイ・ヌック
主な具材 もち米団子、中の緑豆ペースト
シロップ 生姜風味の砂糖シロップ
トッピング ココナッツクリーム、炒りごま
温度 基本は温かいスタイル
食べる場面 節句や特別な日のおやつ

フルーツとゼリーのチェー

フルーツやゼリーを中心にしたチェーは、見た目も華やかで若い世代に人気があります。

マンゴーやジャックフルーツ、ロンガンなどの南国フルーツに加え、色付きゼリーやタピオカ、ナタデココなどが一緒に入ることが多いです。

ココナッツミルクや練乳がベースの甘いソースと組み合わさり、デザートパフェ感覚で楽しめます。

フルーツが多い分、豆が苦手な人でも挑戦しやすいスタイルのベトナムのぜんざいチェーです。

地域ごとのチェー

チェーはベトナム全土で親しまれていますが、北部・中部・南部で使われる具材や味付けには違いがあります。

南部ではココナッツミルクや練乳をたっぷり使った甘めのチェーが多く、カラフルでボリュームのあるスタイルが定番です。

中部や北部では、豆や芋を主役にした素朴なものや、甘さ控えめの上品な味わいのチェーもよく見られます。

観光で各地を回る際には、その地域ならではのチェーを食べ比べる楽しみもあります。

ベトナム現地でチェーを味わうコツ

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ここでは、ベトナム旅行中にベトナムのぜんざいチェーを現地で楽しむためのコツや、屋台とカフェの違い、注文時のポイントや衛生面の注意点を解説します。

屋台で楽しむチェー

ベトナムの街を歩いていると、プラスチックの器とカラフルな具材を並べたチェーの屋台をよく見かけます。

屋台のチェーは価格が安く、ローカルな雰囲気を味わえるのが最大の魅力です。

指さしで具材を選んで好みの組み合わせを作ってもらえる屋台もあり、ちょっとしたコミュニケーションも楽しめます。

  • 具材がきれいに並んでいる屋台を選ぶ
  • 人がよく並んでいる人気店を狙う
  • 氷に不安があれば「氷なし」で注文する
  • お腹の調子が不安なときは夜遅い時間を避ける

カフェでゆっくり味わうチェー

衛生面や落ち着いた雰囲気を重視したい場合は、カフェやチェー専門店での利用がおすすめです。

冷房の効いた店内で、メニュー表を見ながらゆっくりと種類を選べるため、初めてベトナムのぜんざいチェーを食べる人も安心して注文できます。

写真付きメニューがある店では、見た目で好みのスタイルを選べるのも便利です。

利用シーン 観光の休憩や友人とのおしゃべり
価格帯 屋台より少し高めだが手頃
メリット 衛生的で落ち着いた空間
注文方法 写真付きメニューや英語表記ありの店が多い
おすすめ層 初心者や氷に敏感な旅行者

注文時のトッピング選び

チェーは具材の組み合わせで印象が大きく変わるため、トッピング選びも楽しみのひとつです。

豆や芋を中心にした素朴な味にしたい場合は、小豆や緑豆、さつまいもやタロイモなどを多めに選ぶと良いでしょう。

デザート感を強くしたい場合は、フルーツ、ゼリー、タピオカ、プリンなどを多めにして、ココナッツミルクをたっぷりかけてもらうのがおすすめです。

甘さが気になる場合は、シロップを少なめにしてもらうように、身振りや簡単な英語で伝えると調整してくれる店もあります。

衛生面と氷の注意点

屋台やローカル食堂でチェーを楽しむ際は、氷や水の衛生面が気になる人も多いはずです。

製氷に使われている水の安全性が不明な場合や、お腹が弱いと自覚している場合は「氷なし」で注文するのもひとつの方法です。

観光客が多いエリアのカフェやショッピングモール内の店舗では、比較的衛生管理が行き届いていることが多く安心感があります。

体調や旅程を考えながら、お店の雰囲気や清潔さを見て利用する場所を選ぶことが大切です。

日本で楽しむベトナムのぜんざいチェー

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ここでは、日本国内でベトナムのぜんざいチェーを楽しむ方法として、ベトナム料理店やカフェ、コンビニスイーツや通販などの利用方法を紹介します。

ベトナム料理店のデザートとしてのチェー

日本各地のベトナム料理店では、フォーやバインミーの締めとしてチェーを提供しているお店も増えています。

コースメニューのデザートに豆のチェーが付いていたり、単品でマンゴー入りチェーやココナッツミルクベースのチェーを注文できる店もあります。

ランチやディナーのついでに本場の味に近いベトナムのぜんざいチェーを体験したい人には、もっとも手軽な方法と言えるでしょう。

楽しみ方 食事の締めのデザートとして注文
メニュー例 豆のチェー、フルーツチェー、餅入りチェー
価格帯 数百円程度から
メリット 料理と合わせて本場の雰囲気を味わえる

コンビニやカフェで見かけるアレンジスイーツ

最近では、日本のコンビニやカフェでも、ココナッツミルクやタピオカ、アジアンスイーツをイメージしたデザートが登場するようになりました。

「アジアン風ココナッツデザート」や「豆とタピオカのスイーツ」などの名称で、チェーを参考にしたと思われる商品も見られます。

本格的なチェーとは少し違っていても、ベトナムのぜんざいチェーの雰囲気を手軽に味わえる選択肢として活用できます。

  • 期間限定のアジアンデザートコーナー
  • ココナッツミルクベースのスイーツ
  • タピオカ入りゼリーやプリン
  • 豆とフルーツを組み合わせたカップデザート

通販で買えるチェーの材料

自分でチェーを作りたい場合は、通販で材料を揃えるのが便利です。

ココナッツミルクの缶詰や練乳、タピオカパール、アジア食材店が扱う乾燥豆やハスの実などを活用すれば、家庭でも本格的なベトナムのぜんざいチェーに近づけます。

スーパーで手に入るフルーツ缶やミックスビーンズを組み合わせれば、より手軽なアレンジチェーも楽しめます。

基本の材料 ココナッツミルク、砂糖、練乳
具材例 ミックスビーンズ、フルーツ缶、タピオカ
購入場所 通販サイト、アジア食材店、スーパー
あると便利なもの 透明なグラス、クラッシュアイス用の道具

イベントやフェスで出会うチェー

日本各地で開催されるベトナムフェスティバルやアジアンフードフェスでは、チェーを提供する屋台が出店することもあります。

フォーや春巻きなどの定番料理と一緒に、現地さながらのカップチェーを楽しめるのがイベントの魅力です。

普段チェーを置いていない店も、イベント限定でメニューに加えていることがあるため、新しい味に出会えるチャンスになります。

見かけたら、ベトナムのぜんざいチェーの入門編として気軽に試してみると良いでしょう。

自宅で作るベトナムのぜんざいチェー

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ここでは、自宅でベトナムのぜんざいチェーを再現するための基本の材料と道具、作り方の流れ、日本のぜんざいをチェー風にアレンジするアイデアを紹介します。

基本の材料と道具

自宅でチェーを作る場合は、まずベースとなる甘い液体と、好みの具材を用意します。

ココナッツミルクの缶詰や練乳、砂糖は、ベトナムのぜんざいチェーらしい風味を出すための定番の材料です。

具材には、ミックスビーンズ缶、フルーツ缶、タピオカ、白玉団子など、日本で手に入りやすいものを組み合わせると手軽に作れます。

  • ココナッツミルク
  • 砂糖または練乳
  • ミックスビーンズ缶
  • フルーツ缶や季節のフルーツ
  • タピオカやゼリー
  • 白玉粉や団子用のもち粉
  • 透明なグラスやボウル

シンプルなチェーの作り方の流れ

ここでは、家庭で作りやすい冷たいチェーの大まかな流れを整理します。

細かな分量は好みで調整しながら、自分だけのベトナムのぜんざいチェーを完成させましょう。

工程 内容
工程1 ココナッツミルクと砂糖を鍋で温めて溶かし、冷蔵庫でよく冷やす
工程2 ミックスビーンズやフルーツ缶のシロップを軽く切り、具材を食べやすく準備する
工程3 白玉団子やタピオカをパッケージの手順どおりにゆでて冷やす
工程4 グラスにクラッシュアイスや氷を少し入れ、その上に具材を層になるように盛り付ける
工程5 仕上げに冷やしたココナッツミルクを注ぎ、好みで練乳やナッツをトッピングする

日本のぜんざいをチェー風にアレンジ

すでにある日本のぜんざいを活用して、ベトナム風にアレンジする方法も手軽でおすすめです。

缶詰やレトルトのぜんざいを冷やしておき、ココナッツミルクや練乳を少量加えることで、南国らしいコクをプラスできます。

そこにフルーツ缶やタピオカ、ゼリーを組み合わせれば、日本とベトナムのぜんざいの良いところを合わせた一杯になります。

甘さが強くなりやすいので、味見をしながら少しずつココナッツミルクやシロップを足していくのがコツです。

甘さとカロリーを抑える工夫

ココナッツミルクや練乳を使うベトナムのぜんざいチェーは、どうしてもカロリーが高くなりがちです。

ヘルシーに楽しみたい場合は、砂糖を控えめにして、フルーツの自然な甘さをいかしたレシピにするのがおすすめです。

低脂肪のココナッツミルクや豆乳を一部使ったり、ゼリーや寒天を多めにして満足感を出す工夫もできます。

甘さを控えめにしても、具材の食感や香りが豊かなので、満足度の高い一杯に仕上がります。

ベトナムのぜんざいチェーが教えてくれる食の楽しさ

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ベトナムのぜんざいチェーは、豆や芋、フルーツ、ゼリーなど異なる素材を一つの器にまとめ、甘さと食感の多様さを楽しむスイーツです。

日本のぜんざいと似ているようで、ココナッツミルクやトロピカルフルーツを取り入れることで、まったく新しい味わいを生み出している点も魅力です。

現地で屋台やカフェを巡って食べ比べをするのはもちろん、日本のベトナム料理店や自宅での手作りを通しても、チェーの世界は広がっていきます。

一杯のベトナムのぜんざいチェーをきっかけに、ベトナムの文化や気候、人々の暮らしに思いをはせながら、甘くて楽しい時間を過ごしてみてください。