ハノイでおすすめの両替所7選｜レートと安全性で損しないベトナムドンを用意しよう！

ハノイ旅行を計画するとき、多くの人が気になるのが「どこで両替すればレートが良くて安全か」というポイントです。

空港やホテルの両替所だけに頼ると、知らないうちにレートで数千円単位の差が出てしまうこともあります。

一方で、現地の人が通う金店や銀行をうまく使えば、安心してお得にベトナムドンを用意することができます。

この記事では、ハノイでおすすめの両替所を具体的な店名と場所付きで紹介しつつ、空港や市内、ATMの使い分けやトラブル回避のコツまでまとめて解説します。

初めてハノイに行く人でも、このページを読みながら両替プランを考えれば、レートと安全性のバランスを取りながら賢く両替できるようになります。

ハノイでおすすめの両替所7選

ここでは、ハノイ旧市街を中心に、レートの良さと安心感のバランスが取れているおすすめの両替スポットを7か所紹介します。

いずれも旅行者の口コミや現地情報で名前が挙がる場所なので、初めての人でも目星を付けやすいラインナップです。

宿泊先や観光ルートから近い場所を選べば、観光の合間に効率良くベトナムドンを用意できます。

クオックチン金店（Quoc Trinh Gold Shop）

ハーチュン通りの中でも特に有名なのが、27番地付近にあるクオックチン金店です。

旧市街の中心部から徒歩圏内で行ける立地にあり、レートの良さと透明な計算で旅行者からの評価も高いスポットです。

両替カウンターはこぢんまりとしていますが、取り扱い通貨が多く、米ドルやユーロだけでなく日本円からの両替にも対応している点が魅力です。

営業時間は日によって前後しますが、基本的には日中から夕方にかけて開いていることが多いので、日中の観光のついでに立ち寄ると安心です。

31ハーチュン通りの公認両替店

同じハーチュン通りの31番地には、公認の宝飾店兼両替所があります。

政府公認の店舗として営業しているため、レシートやレート表示が明確で、初めての人でも安心して利用しやすいのが特徴です。

クオックチン金店と同様にレートは良好で、街中の両替所と比べても有利なレベルにあることが多く、大きめの金額を両替するときにも使いやすいです。

ハーチュン通り自体が両替の名所なので、ここを含めて数軒のレートを比べてから決めると、より納得感のあるレートで両替できます。

ニャットクアン金店（Nhat Quang Gold Shop）

ニャットクアン金店は、ハーチュン通りの中でも歴史が長い金店として知られています。

他店よりもわずかに良いレートが出ることがあるため、少しでもお得に両替したいリピーターが通うことも多いスポットです。

時間帯によっては店内が混み合いますが、その分レートが魅力的だと感じている人が多い証拠ともいえます。

大きな金額をまとめて両替する前に、周辺の店とレートを見比べる際の候補として覚えておくと便利です。

ハンバック通りのジアンサン宝飾店（Giang Son Gemstone Jewelry）

ハンバック通りにあるジアンサン宝飾店は、ホアンキエム湖からも歩いて行きやすい宝飾店です。

観光客が多い通りにありながら、レートは比較的良心的で、大通り沿いの両替所より有利な条件が出ることもあります。

店員は簡単な英語で対応してくれることが多く、紙に金額を書いて確認しながら両替を進められるため、英語に自信がない人でも安心です。

夜遅くまで営業している日もあるので、日中に両替を忘れてしまったときの選択肢としても覚えておくと役立ちます。

ハンバック通りのキムリン宝飾店（Kim Linh Jewelry）

同じハンバック通りには、キムリン宝飾店というローカルにも知られた宝飾チェーンの支店があります。

貴金属販売が中心の店ですが、現金両替にも応じており、他の金店と同程度のレートで取引できることが多いです。

チェーン展開している企業が運営しているため、店内の雰囲気も整っており、落ち着いてレートを確認しながら両替できます。

ハンバック通りを歩きながら数店のレートを見比べ、その中で条件が良ければここを選ぶスタイルがおすすめです。

公式サイトを見る

Vietcombankカウゴー支店

レートよりも安全性と公式な手続きの安心感を重視するなら、ベトナム最大級の銀行であるVietcombankのカウゴー支店がおすすめです。

ホアンキエム湖の北側に位置し、旧市街のホテルからも徒歩圏内でアクセスできます。

レートはハーチュン通りの金店よりわずかに劣ることが多いものの、公的なレシートが発行され、偽札リスクが限りなく低いのが大きなメリットです。

営業は平日の昼間が中心なので、観光の予定と合わせて訪問時間を決めておくとスムーズに利用できます。

公式サイトを見る

Techcombankバッダン支店

旧市街の中でも比較的静かなエリアにあるのが、Techcombankのバッダン支店です。

観光客が多い通りから少し外れている分、窓口の混雑が少なく、落ち着いて両替手続きができると評判です。

複数通貨に対応しているため、米ドルやユーロだけでなく、オーストラリアドルやシンガポールドルから両替したい人にも使いやすい銀行です。

両替に不安があるときは、スタッフにゆっくり説明してもらいながら進められるので、銀行での両替が初めての人にも向いています。

公式サイトを見る

ハノイで両替するときの基本の流れ

具体的な両替所を知ったら、次は「いつ、どこで、どのくらい」両替するかの流れを押さえておくことが大切です。

両替の順番や役割分担を決めておくことで、レートの良い店を探し回る時間を減らしながら、必要な現金を無理なく用意できます。

ここでは、ハノイでの両替の基本的な段取りと、日本円や米ドル、カードの使い分けの考え方を整理します。

両替のタイミングを決める

ハノイ到着直後は、ノイバイ空港で最低限の金額だけ両替し、市内に移動してから本格的に両替するのが基本パターンです。

空港は便利な反面、レートが市内より数パーセント悪いことが多いため、宿への移動費や軽食代など必要最低限にとどめるのが賢い選び方です。

市内では、旧市街の金店や銀行が開いている日中の時間帯に、余裕を持ってまとまった金額を両替すると安心感があります。

夜に市内へ到着する場合は、空港でやや多めに替えておき、翌日明るい時間にハーチュン通りなどでレートの良い店を選び直すようにしましょう。

日本円・米ドル・カードの使い分け

日本から持っていく通貨は、日本円を中心にしつつ、使い慣れたクレジットカードやデビットカードも併用するのがおすすめです。

日本円はハノイでも両替可能な場所が多く、事前に米ドルへ替える二度手間を避けられるケースが増えています。

一方で、カード決済に対応しているホテルやレストランも増えているため、高額決済はカードに回して、現金は屋台やタクシーなど現金必須の場面用に絞ると管理しやすくなります。

海外ATMで現地通貨を引き出せるカードがあれば、市内での現金補充手段として頼れるので、両替所と組み合わせて使うと柔軟性が高まります。

両替時に持っておきたいもの

両替に向かうときは、必要最低限の荷物に絞って身軽な状態で出かけるのが安全面でもおすすめです。

特に銀行で両替する場合はパスポートの提示を求められることが多いので、コピーではなく原本を携帯しておきましょう。

• パスポート（銀行両替時の本人確認用）
• 日本円や米ドルなど両替したい現金
• 余分な現金を分けて入れられる財布やポーチ
• レートや金額をメモするためのスマホまたはメモ帳
• ホテルカードや住所が書かれた紙

スリ対策として、すべての現金やカードを一つの財布にまとめず、ホテルの金庫と分散するなどの習慣も同時に身に付けておくと安心です。

両替手段別の特徴早見表

ハノイでは、空港、市内の金店、銀行、ATM、日本国内での両替など、複数の手段を組み合わせることになります。

それぞれの特徴をざっくり把握しておくと、自分の旅程や性格に合った両替プランを作りやすくなります。

空港・市内・ATMのどこで両替するかの目安

ハノイでは、同じベトナムドンに両替する場合でも、「空港か市内かATMか」で手元に残る金額が変わってきます。

それぞれの選択肢のメリットとデメリットを理解しておくと、限られた滞在時間や予算の中で、最も納得できる両替方法を選びやすくなります。

ここでは、代表的な4つの選択肢について、具体的な使い分けの目安を整理します。

ノイバイ空港で両替するとき

ノイバイ空港の到着ロビーには、複数の銀行系カウンターとATMが並んでおり、到着直後でもすぐにベトナムドンを用意できます。

ただし、市内の金店や銀行と比べると、空港の両替レートは「便利さの分だけやや割高」になることが多い点に注意が必要です。

• タクシー代やSIM購入費など、初日に必要な分だけ両替する
• 複数のカウンターでレートを見比べて少しでも条件の良いところを選ぶ
• 残りの両替は市内到着後に回す

空港でまとめて全額を両替してしまうと、市内で両替した場合よりもトータルで損をしてしまう可能性が高くなるので注意しましょう。

旧市街の金店で両替するとき

市内では、先ほど紹介したハーチュン通りやハンバック通りの金店が、総合的に見て最もレートが良い選択肢になります。

レート表示は店頭のボードや紙に書かれていることが多く、自分の両替額に当てはめて計算しながら比較すると違いが見えやすくなります。

不安な場合は、必ず紙に金額を書いてもらい、その場で電卓アプリなどで再計算してから現金を渡すようにすると安心です。

大通りにある両替所よりも、ハーチュン通りのような両替専門通りの金店のほうが、総じてレートが有利になりやすい傾向があります。

銀行窓口で両替するとき

両替のたびに金店へ行くのが不安な場合は、VietcombankやTechcombankなど大手銀行の支店を利用するのも良い選択です。

銀行では、レート表と手数料が明確に掲示されており、両替後のレシートも発行されるため、記録を残したい人には特に向いています。

ただし営業時間が平日昼間に限られていることが多く、週末や夜に両替したい場合には使いにくい点は頭に入れておきましょう。

大きな金額を一度に両替したいときや、ビジネス用途でレシートが必要なときには、金店より銀行窓口を優先するのがおすすめです。

ベトナムのATMでキャッシングするとき

海外対応のデビットカードやクレジットカードを持っているなら、市内のATMからベトナムドンを引き出す方法も有力な選択肢です。

国際ブランドのレートに近い形で換算されるため、両替所と比べてレート面で大きく損をすることは少なく、こまめな補充にも向いています。

• ATM利用手数料とカード側の海外手数料を事前に確認する
• 画面に日本円で支払うオプションが出た場合はベトナムドンを選ぶ
• 明るく人通りのある場所や銀行併設のATMを選ぶ

特にダイナミックカレンシーコンバージョンと呼ばれる「円建て決済」はレートが不利になりやすいので、必ず現地通貨建てを選ぶよう意識しておきましょう。

ハノイで両替トラブルを防ぐための注意点

ハノイは観光客の多い都市であり、基本的には両替のトラブルは多くありませんが、それでも注意しておきたいポイントはいくつか存在します。

レートや手数料の確認不足や、慣れない紙幣の扱いに戸惑うと、思わぬ損失やストレスにつながりかねません。

ここでは、旅行者が特に気を付けたい代表的なトラブル例と、その予防策を整理しておきます。

レート表示と手数料の確認

両替で最も多いのは、レートや手数料の勘違いによる「思ったよりも受け取る金額が少なかった」というケースです。

金店でも銀行でも、必ずレートと両替額をその場で確認し、納得してから現金を渡す習慣を付けておきましょう。

• 掲示レートが「買い」「売り」のどちらかを確認する
• 手数料が別途かかるかどうかを事前に聞く
• 最終的に受け取るベトナムドンの額を紙に書いてもらう
• 自分のスマホでもう一度計算して金額を照合する

このひと手間をかけるだけで、両替後に不安やモヤモヤを残さずに済むようになります。

お釣りと紙幣のチェック

両替後は、その場で紙幣の枚数と額面を落ち着いて確認することが大切です。

ベトナムドンはゼロの多い通貨なので、慣れないうちは桁を読み違えやすく、十倍の額を渡してしまうといったミスも起こりがちです。

枚数を数え終わったら、高額紙幣については破れや極端な汚れ、テープ補修がないかも軽くチェックしておくと安心です。

万が一明らかな破損があれば、その場で交換をお願いすれば、きちんと応じてもらえるケースがほとんどです。

ダイナミックカレンシーコンバージョンへの注意

カード払いをするときやATMで引き出すときに、「日本円で支払いますか」という選択肢が表示されることがあります。

これはダイナミックカレンシーコンバージョンと呼ばれる仕組みで、一見分かりやすそうに見えますが、実際にはレートに上乗せがされて割高になることが多いのが実情です。

画面に日本円とベトナムドンの選択が出たときは、迷わずベトナムドンを選ぶと覚えておくだけで、余計な為替コストを抑えることができます。

現金の持ち歩きと防犯のコツ

どれだけレートの良い店で両替しても、その現金を落としてしまったり、盗難に遭ってしまっては意味がありません。

ハノイは比較的治安の良い都市ですが、人通りの多い観光地や夜間の移動などでは、最低限の防犯意識を持って行動することが必要です。

高額のベトナムドンを一度に持ち歩かず、ホテルのセーフティボックスと分散することで、万が一のリスクを小さくできます。

人混みや夜市では、リュックを背中ではなく前に抱えるなど、シンプルな対策が結果的に一番効果的です。

ハノイで安心して両替するための要点整理

ハノイでお得かつ安全に両替するための基本は、「空港では必要最低限、市内では金店か銀行、補助としてATM」という組み合わせを意識することです。

具体的には、ノイバイ空港で初日の必要額だけ両替し、旧市街に着いてからハーチュン通りやハンバック通りの金店、またはVietcombankやTechcombankなどの銀行で落ち着いてまとまった額を両替するとバランスが良くなります。

さらに、海外対応のデビットカードやクレジットカードを併用すれば、市内ATMから必要なときに現金を補充できるため、多額の現金を持ち歩くリスクも減らせます。

レートや手数料、収納方法に少し気を配るだけで、同じ旅費でも使える金額は大きく変わってきます。

自分の旅のスタイルに合った両替の組み合わせを選び、ハノイでの時間をお金の心配ではなく、観光や食事を楽しむことに集中できるように準備しておきましょう。