タイ、カンボジア、ベトナムへの周遊旅行は一度の旅で東南アジアの異なる文化や世界遺産を味わえる人気のスタイルです。
一方で初めて計画する人にとってはルートや必要日数、ビザや予算など分からないことが多く不安になりがちです。
ここではタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行の基本的な決め方からモデルコースや費用の目安、安全対策までを順番に整理します。
タイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行プラン7ステップ
タイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行を失敗なく楽しむには最初に全体像を決めてから細かい日程や予約を詰めていくのが安心です。
このセクションでは出発前に押さえておきたい七つのステップを通して自分に合った周遊プランを組み立てる流れを解説します。
周遊の前提を決める
最初のステップはタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行で一番重視したい体験を決めることです。
ビーチリゾートを重視するか遺跡観光を中心にするかグルメや街歩きがメインかによって理想的なルートや滞在日数は大きく変わります。
旅行の出発地と帰国地を同じ都市にするかオープンジョー航空券で違う都市にするかもこの段階でざっくりイメージしておきましょう。
移動ルートを選ぶ
二つ目のステップは三カ国をどの順番で巡るかという移動ルートを決めることです。
日本からのフライトが多いのはバンコクとホーチミンでこのどちらかを旅の入口と出口にするパターンが定番です。
代表的な周遊ルートとしてはバンコクからシェムリアップへ移動しその後ベトナムのホーチミンやハノイへ抜ける流れが人気です。
逆にホーチミンから入り陸路や空路でカンボジアに寄って最後にバンコクから帰国するルートも移動しやすくおすすめです。
必要な日数を考える
三つ目のステップは自分の休暇日数に合わせて現実的な周遊スケジュールを組むことです。
三カ国すべてを駆け足で巡るなら七日間前後でも可能ですが一つ一つの都市滞在はかなりタイトになります。
ゆとりを持って観光や移動を楽しみたい場合は十日から二週間ほど確保すると主要スポットを押さえながら自由時間も取りやすくなります。
長期休暇が取れるなら一カ国あたり三〜四泊を目安にして気に入った街で一日延泊する余裕を残しておくと満足度が高まります。
ベストシーズンを押さえる
四つ目のステップはタイ・カンボジア・ベトナムの気候をざっくり理解し雨季と乾季のバランスを見てベストシーズンを決めることです。
一般的に三カ国とも雨が少なく観光しやすい乾季は十一月から二月ごろとされており年末年始や春節前後は特に人気が高まります。
一方で雨季の時期はスコールが多くなりますがホテル代が安く緑も濃くなるためコスパ重視の人にとっては悪くない選択肢になります。
猛暑が苦手な人は四月から五月頃の暑季を避け朝夕の時間帯に観光のピークを持ってくるなど日中の過ごし方も工夫しましょう。
予算の目安を把握する
五つ目のステップは大まかな総予算を決めてから細かい旅程を組むことです。
日本からの往復航空券と三カ国間の移動費に加えて一日の食費やホテル代観光費などを積み上げると全体像が見えてきます。
バックパッカーならゲストハウスを中心に一日あたりの現地滞在費を抑えやすく家族旅行やハネムーンなら三つ星以上のホテルを基準に考えると良いです。
お土産やマッサージなどの娯楽費も含めて一日いくらまで使うかという上限を決めておくと現地での使いすぎを防ぎやすくなります。
ビザと国境越えを確認する
六つ目のステップは各国への入国条件と国境越えの方法を最新情報で確認しておくことです。
日本のパスポート所持者は一定期間内の観光目的であればタイやベトナムにビザなしで滞在できる制度がありベトナムは四十五日までの滞在が免除対象になっています。
カンボジアは多くの国籍に対してオンラインの電子ビザや到着ビザを提供しているため事前に公式サイトで申請方法や手数料をチェックしておくと安心です。
陸路で国境を越える場合は出入国カードの記入やバス会社の案内に従う必要があるため時間に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
海外旅行保険と安全対策を整える
最後のステップは病気や怪我盗難などのトラブルに備えた保険と安全対策を準備することです。
東南アジアでは医療水準の高い私立病院も多い一方で治療費が高額になるケースがあるため救援費用までカバーする保険に加入しておくと安心です。
パスポートやクレジットカードの控えを別の場所に保管しスマホでクラウド保存しておくと紛失時の手続きがスムーズになります。
夜間の一人歩きを避けることや貴重品を分散して持つことなど基本的なリスク管理を守るだけでもトラブルに遭う確率は大きく下げられます。
タイ・カンボジア・ベトナム主要都市の楽しみ方
ここからはタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行で多くの人が訪れる主要都市の特徴と楽しみ方を整理します。
それぞれの街の雰囲気や得意分野を知っておくと自分の好みに合った滞在バランスを組みやすくなります。
バンコクの魅力
バンコクは近代的なショッピングモールと歴史ある寺院が共存するエネルギッシュな首都です。
屋台グルメやナイトマーケット水上マーケットなど短時間でもタイらしさを強く感じられる体験が詰まっています。
初めての東南アジア旅行でも地下鉄や高架鉄道が整備されているため自力での移動が比較的しやすいのも魅力です。
- 王宮エリア
- ワットアルン周辺
- チャイナタウン
- サイアムエリア
- アソーク周辺
シェムリアップの魅力
シェムリアップは世界遺産アンコール遺跡群の玄関口として知られ古代クメール文明のスケールを体感できる街です。
朝焼けのアンコールワットや巨大なガジュマルの根が遺跡を覆うタプロームなど写真映えするスポットも多くあります。
街自体はコンパクトでナイトマーケットやレストランエリアも徒歩圏に集まっているため二〜三泊でも充実した滞在が可能です。
| 主な見どころ | アンコールワットやアンコールトムなどの遺跡群 |
|---|---|
| おすすめ滞在日数 | 二〜三泊 |
| 雰囲気 | 落ち着いたリゾートとバックパッカーの混在 |
| おすすめエリア | オールドマーケット周辺 |
| 移動手段 | トゥクトゥク利用が中心 |
ベトナム主要都市の特徴
ベトナム南部のホーチミンはカフェ文化やショッピングが充実した都会的な雰囲気の街です。
北部のハノイは旧市街の路地裏や湖畔の散歩道などレトロな空気が残っており落ち着いた時間を過ごしたい人に向きます。
中部のダナンやホイアンまで足を伸ばせばビーチリゾートと古都の街並みを両方楽しむことも可能です。
周遊旅行の中ではホーチミンを拠点にベトナムの第一印象を掴み余裕があれば次回の旅で別の都市を深掘りするという考え方もおすすめです。
モデル日程とおすすめルート例
次に実際のタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行をイメージしやすいように日数別のモデルコースとルート例を紹介します。
実際の予約ではフライトの時間帯や価格によって微調整が必要ですがここで示す骨組みをベースに自分なりのアレンジを加えてみましょう。
七日間の弾丸モデルコース
一週間前後の休みで三カ国を巡る場合は滞在都市を三つに絞り移動日と観光日のメリハリをはっきりさせることが重要です。
例えばバンコク二泊シェムリアップ二泊ホーチミン二泊という配分にすると各都市の代表的な見どころを駆け足ながら一通り体験できます。
下記の表は七日間モデルの一例で実際にはフライトの時間帯に合わせて到着日と出発日の観光量を調整してください。
| 日程 | 訪問都市と主な過ごし方 |
|---|---|
| 一日目 | バンコク到着と市内散策 |
| 二日目 | バンコク寺院観光とナイトマーケット |
| 三日目 | シェムリアップへ移動とナイトマーケット |
| 四日目 | アンコールワット日の出観光 |
| 五日目 | ホーチミンへ移動とカフェ巡り |
| 六日目 | 市内観光や戦争証跡博物館など |
| 七日目 | ホーチミン発で帰国 |
十〜十四日間のゆったりモデルコース
十日から二週間ほど確保できる場合は各都市の滞在日数を増やし日帰りツアーや周辺都市への小旅行も組み込みやすくなります。
この日数帯では三カ国すべてを巡るルートに加えて二カ国に絞ってじっくり滞在する選択肢も現実的です。
ルートの組み方の例をいくつか挙げるので自分の興味に近いパターンを基準にアレンジしてみてください。
- タイとカンボジアを中心にした遺跡重視ルート
- タイとベトナムを中心にしたグルメと街歩きルート
- 三カ国を巡りつつ一都市で三泊以上するバランス型ルート
- ビーチリゾートを含めたダナンやプーケット滞在ルート
長期旅行のアレンジ例
三週間以上の長期旅行が可能な人は国境越えを陸路中心にしてローカルな雰囲気を味わうプランも検討できます。
例えばタイ北部のチェンマイやチェンライを経由してラオスへ抜けその後ベトナムやカンボジアへ移動するルートを組むことも可能です。
ただし長距離バスや寝台列車を多用する旅は体力的な負担も大きくなるため休息日をこまめに挟むことが大切です。
ワーケーションとして滞在する場合は物価の安さとカフェの多さを活かしてホーチミンやバンコクを拠点にするスタイルも人気があります。
費用と物価から考える予算の立て方
ここではタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行でよくある費用項目と物価の目安を整理し全体予算のイメージをつかみやすくします。
正確な金額は出発時期や円相場次第で変動しますが項目ごとのおおよそのレンジを知っておくと無理のない計画を立てやすくなります。
航空券と国際移動の費用感
日本から東南アジアへの航空券はシーズンや出発地によって大きく変動するため早めの検索と比較が重要です。
周遊旅行では日本とアジアの往復に加え三カ国間の国際線や陸路移動の費用も必要になるため全体でいくらまで出せるかの上限を先に考えましょう。
下の表は目安としての費用レンジであり格安航空会社やセールを活用すればさらに抑えられる可能性があります。
| 項目 | おおよその目安 |
|---|---|
| 日本〜バンコク往復航空券 | オフシーズンで五万〜八万円程度 |
| 域内の片道フライト | 一万〜三万円程度 |
| 国境越え長距離バス | 三千〜八千円程度 |
| 空港〜市内の移動 | 数百円〜二千円程度 |
現地の物価感覚
三カ国とも日本に比べると物価は総じて安く特に屋台の食事やローカルフードは手頃な価格で楽しめます。
一方で高級ホテルやルーフトップバーなど観光客向けスポットでは日本と同じかそれ以上の価格帯になることもあります。
下記のようなイメージを目安に一日あたりの予算を組み立てると現地での支出バランスを取りやすくなります。
- ローカル食堂の食事は数百円程度
- 観光客向けレストランは千円前後
- マッサージ一時間は千円前後
- 三つ星クラスホテルは一泊数千円台から
旅行予算を抑えるコツ
周遊旅行の総額を抑えたい場合は航空券とホテル代の二つに注目して節約するのが効果的です。
航空券は出発日と到着空港を柔軟に変えて検索すると意外な経路が安く見つかることがあります。
ホテルは立地を最優先しつつグレードを一段階下げるだけでも全体の予算は大きく変わります。
現地での移動や食事をローカル寄りにすれば体験の濃さは保ったまま支出を抑えることができます。
治安と持ち物や旅のコツ
最後にタイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行で多くの人が気にする治安と持ち物旅のコツについて整理します。
基本的な注意点を押さえておけば必要以上に怖がることなく現地の空気を楽しむ余裕が生まれます。
治安とよくあるトラブル
三カ国とも観光客が多く訪れるエリアでは比較的治安は安定していますがスリやぼったくりなどの軽犯罪には注意が必要です。
特に夜の繁華街や人混みの多いマーケットでは荷物から目を離さないことが大切です。
下の表を参考にどのようなトラブルが起こりやすいかとその対策をイメージしておきましょう。
| トラブル例 | 主な対策 |
|---|---|
| スリや置き引き | 貴重品を一カ所にまとめない |
| タクシー料金トラブル | 乗車前に料金目安を確認する |
| 客引きとのトラブル | 興味がなければ目を合わせず断る |
| 屋台での体調不良 | 混んでいる店を選び食べ過ぎに注意する |
持ち物と服装のポイント
東南アジアの旅では服装と持ち物を少し工夫するだけで快適さが大きく変わります。
暑さとスコール両方に対応できるよう軽くて乾きやすい素材の服を中心に選ぶと荷物もコンパクトになります。
下記のようなアイテムは三カ国共通で役立つことが多いので出発前にリスト化しておきましょう。
- 薄手の長袖シャツや羽織
- 速乾性のTシャツとパンツ
- 雨対策の折りたたみ傘やレインコート
- 歩きやすいサンダルとスニーカー
- コンパクトなエコバッグやポーチ
現地での立ち回りのコツ
現地での過ごし方のコツを少し意識するだけでトラブルを避けながらより深く街を楽しめます。
昼間の暑い時間帯はカフェや屋内で休憩を取り朝夕の涼しい時間に観光を集中させると体力的に楽になります。
屋台やローカル食堂ではメニューの写真を指差しで注文するなど簡単なコミュニケーション方法を準備しておくと安心です。
チップやマナーは国によって少しずつ異なるため出発前に最新情報を確認し現地の文化に敬意を払う姿勢を大切にしましょう。
タイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行を楽しむためのポイント整理
タイ・カンボジア・ベトナム周遊旅行を成功させる鍵は目的と優先度を明確にしルート日数予算安全対策を一つずつ整理していくことです。
ベストシーズンやビザの条件など変動しやすい情報は必ず最新の公式情報で確認し自分の体力や好みに合ったペースで旅程を組みましょう。
三カ国それぞれの個性を楽しみながら無理のないスケジュールで動くことが出来れば周遊旅行は一生の思い出になる濃い時間になります。

