ベトナム料理のおつまみは、ハーブや魚醤が香る軽やかな味わいで家飲みや外食の時間を特別なものにしてくれます。
生春巻きや揚げ春巻きだけでなく、ライスペーパーを焼いたストリートフードや厚揚げを使った素朴なおかずなど、バリエーションも豊富です。
この記事ではベトナム料理のおつまみを楽しむ7つの定番アイデアと、お酒との組み合わせ方、自宅で作るときのコツやお店での注文ポイントまでまとめて紹介します。
ベトナム料理のおつまみ選びに迷ったときの指針として、今日の家飲みや週末の外食のイメージを膨らませながら読んでみてください。
ベトナム料理のおつまみを楽しむ7つの定番アイデア
ここではベトナム料理のおつまみとして定番のメニューや、日本でも作りやすいアレンジアイデアを7つに絞って紹介します。
軽くつまめるものから少しボリュームのあるものまで揃えておくと、ビールだけでなくワインや焼酎とも合わせやすくなります。
まずは代表的な生春巻きや揚げ春巻きから見ていき、そのあとにライスペーパーや厚揚げ、スナック系おつまみなど幅広いラインナップを押さえていきましょう。
生春巻き
ベトナム料理のおつまみとして一番に思い浮かぶのが、ライスペーパーで野菜やエビを巻いた生春巻きです。
たっぷりの香味野菜となますを巻き込むことで、脂っこくないのに満足感のある一品になります。
ニョクマムをベースにした甘酸っぱいタレやピーナッツソースを添えると、ビールだけでなく白ワインにもよく合う味わいになります。
具材はエビと鶏むね肉、レタス、きゅうり、パクチーなど身近なものだけで十分なので、家でも比較的作りやすいおつまみです。
ライスペーパーに慣れていない場合は、巻きを細めにして一口サイズにすると食べやすく、おつまみとしても取り分けやすくなります。
揚げ春巻き
外はカリカリ、中はジューシーな揚げ春巻きも、ベトナム料理のおつまみでは欠かせない存在です。
ひき肉と春雨、きくらげ、野菜などをライスペーパーで巻いて揚げるスタイルが一般的で、ビールとの相性がとても良いのが特徴です。
そのままつまむのはもちろん、レタスや香草で巻いて食べると油っぽさが和らぎ、野菜も一緒にとれるバランスの良いおつまみになります。
冷凍の揚げ春巻きや総菜コーナーの商品を活用すれば、家飲みでも手軽にベトナム風の揚げおつまみを用意できます。
辛味が欲しいときにはチリソースやサテトムなどの辛い調味料を添えて、味変しながら楽しむのもおすすめです。
バインチャンヌン
バインチャンヌンは、ライスペーパーをパリッと焼いて具材をのせたベトナムのストリートフードで、ビールのおつまみにも人気があります。
ライスペーパーに卵や干しエビ、ひき肉、ネギなどをのせて焼き上げると、薄い生地に具材の旨味がからんだ香ばしい一品になります。
見た目はお好み焼きのようですが、生地が軽いので意外とさっぱりしており、何枚でも食べたくなる味わいです。
日本の家庭ではフライパンやトースターでライスペーパーを焼き、冷蔵庫にあるベーコンやチーズ、ネギなどを使ってアレンジしてもおいしく仕上がります。
子どものおやつにも向くメニューですが、ピリ辛のチリソースを添えれば大人のおつまみとしても満足度の高い一皿になります。
厚揚げ
厚揚げはベトナムでもよく食べられる食材で、揚げた豆腐に発酵エビの調味料やニョクマムを合わせたおつまみとして親しまれています。
外はカリッと、中はふんわりとした食感で、シンプルに焼くだけでもお酒が進む一品になります。
日本の家庭では厚揚げをこんがり焼き、レモングラスやニンニクを効かせたソースをかけると、ベトナム風の香り豊かなおつまみに近づきます。
香りの強いマムトムが苦手な場合は、ニョクマムに砂糖とレモン汁、輪切り唐辛子を混ぜたタレをかけると食べやすくなります。
厚揚げは冷蔵庫で保存しやすく、コスパも良いので、ベトナム風おつまみの定番ストックとしても活躍します。
えびせん
えびの風味が濃いえびせんは、ベトナム料理店のメニューでも定番のスナック系おつまみです。
揚げたてのえびせんは軽い食感で、ビールやハイボールとの相性がとても良く、食事の前に出てくるお通し的存在になることもあります。
市販のえびせんを使って、自宅で揚げたてを楽しむと香りが段違いに良くなり、特別感のあるおつまみになります。
生春巻きやサラダの付け合わせに添えると、食感のアクセントとしても役立ちます。
ディップ用にスイートチリソースやマヨネーズ、ニョクマムを合わせたソースを用意しておくと味の変化も楽しめます。
ハーブサラダ
たっぷりの香味野菜を使ったハーブサラダも、ベトナム料理のおつまみとしておすすめです。
パクチーやミント、バジルなどのハーブに、薄切りの玉ねぎやきゅうり、ナッツを合わせると、爽やかで香り高いサラダになります。
ドレッシングはニョクマム、ライム果汁、砂糖、ニンニクを混ぜたシンプルなものでも十分本場の雰囲気が出ます。
揚げ物や肉料理の合間にハーブサラダを挟むことで、口の中がさっぱりリセットされて、食べ進めやすくなります。
家飲みのときは大皿にたっぷり盛り付けておけば、食卓全体の彩りも良くなり、ベトナムらしい雰囲気を演出できます。
市販食材アレンジ
最後はコンビニやスーパーの市販食材を使って、ベトナム風に寄せるおつまみアレンジのアイデアです。
サラダチキンやゆで豚、カット野菜にライスペーパーを合わせれば、ほとんど調理なしで生春巻き風のおつまみを作ることができます。
ポテトフライや唐揚げでも、ニョクマムとレモンと砂糖を混ぜたタレを絡めれば、一気にエスニックなおつまみに雰囲気が変わります。
ナッツや枝豆にレモングラスやチリパウダーを軽くまぶすだけでも、ベトナムらしい香りをまとったおつまみに仕上がります。
忙しい日や調理スペースが限られているときは、市販品にベトナムの調味料を少し足して雰囲気を楽しむスタイルも覚えておくと便利です。
ベトナム料理のおつまみに合うお酒の選び方
ベトナム料理のおつまみをもっとおいしく楽しむには、お酒との相性を意識して選ぶことも大切です。
ここではベトナムビールや日本のビール、ワイン、ノンアルコールドリンクなど、代表的な組み合わせ方のポイントを整理します。
料理の味付けや香りの強さによって合うお酒も変わるので、自分の好みに合わせて組み合わせ方を調整してみてください。
ベトナムビール
ベトナム料理のおつまみには、現地で親しまれているベトナムビールを合わせると雰囲気が一気に高まります。
ベトナムのビールは軽やかで飲みやすいラガータイプが多く、ハーブや魚醤を使った料理とも相性が良いとされています。
代表的な銘柄を知っておくと、ベトナム料理店で注文するときにも迷いにくくなります。
| 銘柄 | 333、サイゴン、ラルーなど |
|---|---|
| 味わいの特徴 | 軽めの苦味とすっきりした後味 |
| おつまみの例 | 生春巻き、揚げ春巻き、えびせん |
現地風にグラスに氷を入れてビールを注ぐ飲み方もあり、暑い季節の家飲みでは真似してみると気分転換になります。
日本のビール
日本のビールでも、ベトナム料理のおつまみとは十分に相性良く楽しめます。
ラガー系のすっきりしたビールは、揚げ春巻きや厚揚げのような揚げ物おつまみと特に相性が良いです。
ホップの香りが強いクラフトビールを合わせる場合は、生春巻きやハーブサラダなど軽めの料理と合わせると、香りがぶつかりにくくなります。
ビールの苦味が強いと感じるときは、甘酸っぱいタレやスイートチリソースがかかったおつまみと組み合わせるとバランスがとりやすくなります。
ワイン
ベトナム料理のおつまみは、白ワインやスパークリングワインとも意外なほどよく合います。
柑橘系の香りがある辛口の白ワインは、生春巻きやハーブサラダ、海鮮系のおつまみと相性が良いです。
スパークリングワインは揚げ春巻きやバインチャンヌンなど、油を使ったおつまみの口当たりを軽くしてくれます。
赤ワインを合わせる場合は、スパイシーな肉料理や濃い味付けの厚揚げなど、味に負けないおつまみを選ぶとバランスがとれます。
ノンアルコールドリンク
お酒を飲まない人や家族で楽しむ場合には、ノンアルコールドリンクとの組み合わせも考えておきましょう。
ライムソーダやレモングラスティー、ジャスミンティーなどの爽やかな飲み物は、ベトナム料理のおつまみとよく合います。
甘みの強いジュースを合わせる場合は、塩味や酸味がしっかりしたおつまみを選ぶと味がぼやけにくくなります。
辛い料理が多いときは、炭酸水や微炭酸のソフトドリンクを挟むことで口の中をリセットしながら食べ進められます。
自宅で作りやすいベトナム風おつまみのコツ
ここからは自宅でベトナム風おつまみを作るときのコツや、用意しておくと便利な食材を紹介します。
本場の味に完全に近づけることが目的ではなく、家にある材料にベトナムのエッセンスを少し加えるイメージで考えると気楽に始められます。
ライスペーパーやヌクマム、ハーブなどをうまく使えば、シンプルな具材でも一気にベトナムらしいおつまみに変身します。
ライスペーパー
ライスペーパーは生春巻きだけでなく、焼いたり揚げたりして様々なおつまみに応用できる万能食材です。
巻く前に浸す水の量や時間が多すぎると破れやすくなるため、さっとくぐらせて少し置いてから巻くのが扱いやすいポイントです。
余ったライスペーパーは、バインチャンヌン風に焼いたり、チーズやベーコンを巻いて揚げたりすることで別のおつまみに再活用できます。
ライスペーパーを常備しておくと、冷蔵庫の残り野菜や肉を巻くだけで、見た目も華やかなベトナム風おつまみがすぐに用意できます。
ヌクマム
ベトナム料理らしい風味の決め手になるのが、魚醤のヌクマムです。
ニョクマムに砂糖、レモン汁、ニンニク、唐辛子を加えたタレは、生春巻きや揚げ物、厚揚げまで幅広いおつまみに使えます。
香りが強すぎると感じる場合は、ほんの少しだけ醤油を足すと香りが和らぎ、日本人の口にも馴染みやすくなります。
たれを多めに作っておけば、サラダや冷製麺など別の料理にも流用でき、ベトナム風メニューをまとめて楽しむことができます。
ハーブ
ベトナム料理のおつまみには、香りの良いハーブをたっぷり使うのが特徴です。
パクチーが苦手な場合は、ミントや大葉、バジルを代わりに使うだけでも一気にエスニックな雰囲気が出ます。
ハーブは生春巻きの具材として巻き込むほか、揚げ物や厚揚げの上に散らして香りづけとして使うのもおすすめです。
切ったハーブは濡れたキッチンペーパーに包んで保存しておくと、家飲みの時間にさっと使えておつまみ作りがスムーズになります。
作り置き
ベトナム風おつまみを家で楽しみたい場合は、作り置きしやすいおかずを用意しておくと便利です。
なますやハーブサラダ、下味をつけた厚揚げなどは、冷蔵庫で少し寝かせた方が味がなじんでおいしくなることも多いです。
作り置きのラインナップを考えるときは、野菜たっぷりのおかず、揚げ物、さっぱり系の3タイプを意識しておくとバランスが良くなります。
- 野菜メインのサラダやなます
- 厚揚げや揚げ春巻きなどの揚げ物
- 生春巻き用の具材やハーブ類
- ヌクマムベースのたれ
家飲みの日の少し前から仕込みをしておけば、当日は温め直しや盛り付けだけでベトナム風おつまみセットが完成します。
ベトナム料理店でおつまみを注文するときのポイント
ベトナム料理店やベトナム居酒屋でおつまみを楽しむときは、メニューの読み方や注文の仕方を少し知っておくと便利です。
現地色の強い料理が多いお店では、初めて見る名前のおつまみも多いので、特徴を一言で教えてもらいながら選ぶと失敗しにくくなります。
ここではメニュー表の見方や盛り合わせの頼み方、辛さや香りの相談の仕方など、注文時のコツを紹介します。
メニュー表
ベトナム料理店のメニューには、現地名と日本語の説明が一緒に書かれていることが多いです。
おつまみの欄には、揚げ春巻きや厚揚げ、えびせん、ナッツ系などがまとめて掲載されていることがよくあります。
初めてのお店では、まずおつまみのページを中心に、軽めのものと揚げ物、野菜系の3種類が揃うように選ぶとテーブル全体のバランスがとりやすくなります。
写真付きメニューになっている場合は、サイズ感や盛り付けも確認しながら、人数に合った量をイメージして注文しましょう。
盛り合わせ
ベトナム料理店によっては、生春巻きと揚げ春巻き、えびせんなどが少しずつ盛られたおつまみ盛り合わせが用意されていることがあります。
メニューになくても、店員さんに相談すると人数に合わせて盛り合わせを作ってくれるお店もあります。
盛り合わせを頼むときは、苦手な食材や辛さの希望を簡単に伝えておくと、食べやすい内容に調整してもらいやすくなります。
最初に盛り合わせを一皿頼んでから、気に入ったおつまみを単品で追加注文する流れにすると、好みの味に出会いやすくなります。
辛さ
ベトナム料理はタイ料理ほど激辛なイメージはありませんが、唐辛子やチリソースを使ったおつまみもあります。
辛さに不安がある場合は、「辛さひかえめ」や「別添えで」と注文時に伝えておくと安心です。
辛いおつまみを楽しみたい人とそうでない人が同席している場合は、辛味は卓上の調味料で足せるようにしてもらうと全員が楽しめます。
お店によって辛さの基準は違うので、最初は控えめに頼んで、足りなければ後から調整していくのがおすすめです。
注文例
ベトナム料理店でおつまみを中心に楽しみたいときの、基本的な注文パターンをイメージしておくと便利です。
例えば二人なら、生春巻き、揚げ春巻き、厚揚げ、ハーブサラダ、えびせんといった構成にすると、揚げ物とさっぱり系のバランスが良くなります。
人数が多い場合は、おつまみ盛り合わせをベースに、人気のメイン料理を少し足すとテーブルが華やかになります。
飲み放題コースを利用する場合も、前菜やおつまみの内容を確認して、自分たちが食べたいメニューが含まれているかチェックしておくと安心です。
ベトナム料理のおつまみで食卓を彩るイメージづくり
ベトナム料理のおつまみは、軽やかな味わいと色鮮やかな見た目のおかげで、家飲みや外食の時間を一段と楽しくしてくれます。
生春巻きや揚げ春巻き、バインチャンヌン、厚揚げ、ハーブサラダ、スナック系のえびせんなどを組み合わせれば、少ない品数でもテーブルにメリハリが生まれます。
ベトナムビールや日本のビール、ワイン、ノンアルコールドリンクなどとの相性を意識しながら、おつまみと飲み物の組み合わせを考えると、食体験がより豊かなものになります。
本場そのものを再現することにこだわりすぎず、身近な食材にベトナムの調味料やハーブを少し加えて、自分らしいベトナム料理のおつまみスタイルを見つけていきましょう。

