ベトナムで有名な言葉を7タイプで身につける|旅行にも会話にも役立つフレーズとことわざの意味!

文化

ベトナムのドラマや旅行動画を見ていると、耳に残る印象的な言葉がいくつも出てきます。

観光で訪れる人にとっては、あいさつやお礼などベトナムで有名な言葉を少し知っているだけで、コミュニケーションの距離がぐっと縮まります。

さらに、ことわざや名言、若者が使うスラングを知ると、ベトナムの文化や価値観がとても立体的に見えてきます。

ここでは、ベトナムで有名な言葉を「旅行フレーズ」「ことわざ」「名言」「スラング」など7つのタイプに分けて、意味や使い方、背景となる文化まで分かりやすく解説します。

ベトナム語の文法や発音を完璧に覚える必要はありませんが、よく使われる言葉の意味を理解しておくと、現地の人との会話が何倍も楽しくなるはずです。

ベトナムで有名な言葉を7タイプで身につける

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このセクションでは、旅行者からベトナム語学習者までがよく耳にする「ベトナムで有名な言葉」を7つのタイプに分けて、ざっくり全体像をつかめるように整理します。

ベトナム語の基本あいさつ

ベトナムで最も有名な言葉のひとつが「Xin chào(シンチャオ)」というあいさつです。

時間帯を問わず「こんにちは」のように誰に対しても使える便利な表現で、初めて会う人にも笑顔で伝えやすい言葉です。

別れ際に「Hẹn gặp lại(ヘンガップライ)」と添えると、「また会いましょう」という前向きな印象になります。

こうした基本あいさつは、旅行ガイドや現地の看板にも頻繁に登場するため、ベトナム語に詳しくない人でも自然と覚えられる有名な言葉です。

感謝を伝える言葉

ベトナムで何かしてもらったときに最初に覚えたいのが「Cảm ơn(カムオン)」という感謝の言葉です。

カフェで飲み物を受け取ったとき、タクシーを降りるときなど、日常のさまざまな場面で短く添えるだけで丁寧な印象になります。

少しかしこまった場面では「Cảm ơn anh」「Cảm ơn chị」のように相手を表す言葉を続けて付けることも多いです。

ベトナム人同士の会話でも感謝の言葉は頻繁に使われるため、耳にした回数の多さから「有名な言葉」として記憶に残りやすくなります。

謝るときの言葉

道でぶつかってしまったときや、注文を間違えたときに役立つのが「Xin lỗi(シンロイ)」という謝罪の言葉です。

日本語の「ごめんなさい」に近い意味で、軽いミスから改まった謝罪まで幅広く使われます。

少し軽めに伝えたいときは「Xin lỗi nhé」と語尾をやわらかくする言い方も日常的です。

観光客がこのフレーズを使えると、失礼な状況を早めにリセットでき、相手の表情が和らぐ場面も多くなります。

お金と買い物の言葉

市場や屋台で必ず耳にする有名な言葉が「Bao nhiêu tiền?(バオ ニャウ ティエン)」という「いくらですか」です。

価格交渉の文化が強いベトナムでは、金額をたずねたり、値引きをお願いしたりするときに、このフレーズが繰り返し使われます。

「Đắt quá(ダックワー)」という「高すぎる」も合わせて覚えておくと、会話が少し冗談交じりになって場が和むこともあります。

観光スポット周辺では、こうした買い物フレーズが看板やチラシに載っていることも多く、日本人にとっても馴染みのあるベトナム語になっています。

交通で使う言葉

タクシーやバイクタクシーを利用すると「Đi đâu?(どこに行くの)」という運転手の言葉を何度も聞くことになります。

行き先を伝えるときには「Đi đến〜」の形で地名や施設名をつなげると、シンプルでも十分通じます。

目的地に着いたら「Dừng ở đây(ここで止めて)」という短い表現もよく使われ、アプリ配車でもメッセージとして見かける有名な言い回しです。

こうした交通関連の言葉は、都市部で移動する外国人にとって必須のボキャブラリーになっています。

よく耳にするスラング

若い世代を中心に「Trời ơi(チョイオーイ)」という「なんてこと!」という意味の言葉が日常的に使われています。

ドラマやSNSのコメントでも、驚きやあきれを表す感嘆として頻繁に登場するため、ベトナム語に詳しくなくても耳に残る表現です。

また「Toang!(トアン)」という「終わった!」という短い言葉も、失敗したときのリアクションとして広まりました。

こうしたスラングは教科書にはあまり載りませんが、現地の会話を聞いていると必ず登場する有名な言葉です。

ことわざと格言の代表

ベトナムには、日常会話やスピーチで引用される有名なことわざや格言が数多くあります。

例えば「uống nước nhớ nguồn」という表現は「水を飲んだらその源を思え」という意味で、先人や家族への感謝を忘れないことを教える言葉です。

「Góp gió thành bão」という表現は「風を集めると嵐になる」というイメージで、少しずつの努力が大きな力になることを表します。

こうしたことわざは学校教育や家庭の会話にも登場し、世代を超えて受け継がれるベトナムを代表する言葉になっています。

旅行で役立つ日常フレーズを覚える

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このセクションでは、観光や出張でベトナムを訪れる人が、現地で実際によく使う有名な言葉やフレーズを、場面別に整理して解説します。

宿泊で使う言葉

ホテルのチェックインでは、まず笑顔で「Xin chào」とあいさつしたうえで、予約をしていることを伝えるのが基本です。

荷物を運んでもらったときや案内を受けたときには「Cảm ơn」と短くお礼を添えるだけで、スタッフとの距離が近く感じられます。

部屋にトラブルがあったときには「Xin lỗi nhưng〜」と丁寧に切り出すと、相手も真剣に対応してくれやすくなります。

難しいベトナム語を使わなくても、こうした有名な言葉を組み合わせるだけで、スムーズに滞在を楽しめます。

飲食店で使う言葉

飲食店では「Cho tôi menu(メニューをください)」のように、まず必要なものをシンプルな言葉でお願いするとよいです。

料理が運ばれてきたときやおすすめを教えてもらったときには「Cảm ơn bạn」と少し丁寧に感謝を伝えられます。

食事の最後に「Ngon lắm(とてもおいしい)」と一言添えると、店員さんの笑顔がこぼれることも少なくありません。

代表的な飲食店フレーズは、短い言葉をいくつか覚えるだけでも十分役立ちます。

  • Cho tôi menu
  • Cho tôi nước
  • Ngon lắm
  • Tính tiền
  • Cảm ơn

買い物で使う言葉

市場や土産物店で価格を尋ねるときは、やはり「Bao nhiêu tiền?」という有名なフレーズが中心になります。

値段を聞いたあとで「Có giảm giá không?(値引きはできますか)」と続けると、会話が一気にローカルらしい雰囲気になります。

気に入った商品が見つからないときには「Không sao(大丈夫です)」とやわらかく断る表現も覚えておくと便利です。

代表的な買い物フレーズを、意味と一緒に一覧にしておくと、その場で見ながら使いやすくなります。

表現 Bao nhiêu tiền?
意味 いくらですか
使う場面 市場や屋台で価格を尋ねるとき
一緒に覚えたい言葉 Đắt quá / Rẻ quá

トラブル時に安心できる言葉

体調が悪くなったり、道に迷ったりしたときには、落ち着いて状況を説明できる短いフレーズが心強い味方になります。

たとえば「Tôi bị đau bụng(お腹が痛いです)」のように、症状だけでも伝えられるようにしておくと安心です。

道に迷ったときは、地図を見せながら「Xin lỗi, cho tôi hỏi〜」と前置きしてから質問すると、相手も親切に応じてくれやすくなります。

最後に「Cảm ơn rất nhiều(本当にありがとうございます)」ときちんと感謝を伝えることで、助けてくれた人の記憶にも残る温かいやりとりになります。

ベトナムの文化を映すことわざ

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ここでは、ベトナム人の価値観や生き方がギュッと詰まっている有名なことわざを取り上げ、その背景や日常会話での使われ方を紹介します。

感謝を教えることわざ

「uống nước nhớ nguồn」ということわざは「水を飲んだら水源を思え」という意味で、今の自分があるのは先人や家族のおかげだという感謝の心を表します。

進学や昇進など人生の節目で、指導してくれた人への感謝を語るときによく引用されます。

家族や祖先を大切にする価値観が強いベトナムでは、この言葉は教科書やスピーチにも頻繁に登場するほど有名です。

短く覚えやすいフレーズなので、ベトナム人との会話の中で自然に出てきたときに意味が分かると、一気に理解が深まります。

ベトナム語 uống nước nhớ nguồn
直訳 水を飲んだら水源を思え
伝えたい教え 恩を忘れず感謝する
よく使う場面 感謝スピーチや家族の話題

努力を励ますことわざ

「Góp gió thành bão」ということわざは、小さな風が集まれば大きな嵐になるというイメージで、少しずつの努力がやがて大きな成果になると教えます。

貯金や学習、仕事の積み重ねなど、長期的な取り組みを励ますときによく使われる表現です。

日本語の「塵も積もれば山となる」に近いニュアンスで、子どもへの声かけからビジネスの場まで幅広く愛されています。

似た意味を持つことわざをいくつか合わせて覚えると、ベトナム人の「コツコツ型の努力観」をよりリアルに感じられます。

  • Góp gió thành bão
  • Có thực mới vực được đạo
  • Trăm nghe không bằng một thấy
  • Không thầy đố mày làm nên

人間関係を語ることわざ

ベトナムのことわざには、家族や友人との付き合い方を示す表現も多くあります。

たとえば「Không thầy đố mày làm nên」という言葉は「師匠なしでは成し遂げられない」という意味で、先生や先輩への敬意を表します。

また、人との付き合い方を諭す場面では、比喩を使ったことわざが会話の中でさらりと挟まれることもよくあります。

こうした言葉の背景には、目上を立て、周囲と調和を重んじるベトナム社会ならではの価値観が色濃く反映されています。

人生観がにじむことわざ

「Cuộc sống mà」という表現は、厳密にはことわざというより決まり文句ですが、「それが人生だよ」という達観やあきらめを含んだ一言です。

大きな失敗や予想外の出来事が起きたときに、この言葉で気持ちを切り替えようとする場面がドラマなどでもよく描かれます。

また、困難な状況でも学びを得て前に進もうとする姿勢を語る格言も多く、ベトナム人の強さやポジティブさが感じられます。

人生の節目や悩みの相談の場で、こうした言葉を共有し合う文化は、日本人にも共感しやすい部分が多いでしょう。

若者表現から学ぶ現代ベトナム語

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次に、SNSや会話でよく見聞きするベトナムの若者言葉やスラングを取り上げ、意味や雰囲気、使うときの注意点を紹介します。

感情を一言で表すリアクション

若者の会話で最もよく耳にするのが「Trời ơi」という驚きやあきれを表す一言です。

日本語の「うそでしょ」「マジで」に近い感覚で、嬉しい場面でもショックな場面でも幅広く使われます。

また、何かが完全にダメになったときには「Toang!」という短い言葉ひとつで状況を表現することも少なくありません。

こうしたリアクション系のスラングは、意味を知っておくだけでもドラマや動画をより深く楽しむことができます。

  • Trời ơi
  • Toang
  • Bó tay
  • Ghê quá
  • Ngon nhức nách

ユーモアを含んだ表現

ベトナム語のスラングには、ユーモアや皮肉をこめて相手との距離を縮めるものも多くあります。

たとえば「Bó tay」は「お手上げだ」のような意味で、どうしようもない状況を笑い飛ばすニュアンスがあります。

また、「Chém gió」は「ホラを吹く」というイメージで、冗談交じりに話を盛る人を軽くいじるときに使われます。

このような表現は、親しい友人同士の会話では頻繁に登場しますが、初対面や目上の人に対して使うのは避けたほうが無難です。

食べ物をほめる時の面白い言葉

ベトナムの若者は、おいしい料理を前にすると独特の表現でその感動を伝えます。

代表的なのが「Ngon nhức nách」というフレーズで、直訳すると「わきの下が痛くなるほどおいしい」というユニークな表現です。

日常会話やSNSの投稿で、このような言葉が添えられていると、場の雰囲気が一気に明るくなります。

意味とニュアンスを整理して覚えておくと、友人との食事シーンの会話もより理解しやすくなるでしょう。

ベトナム語 Ngon nhức nách
直訳 わきの下が痛くなるほどおいしい
ニュアンス めちゃくちゃおいしい
使う場面 カジュアルな食事やSNS投稿

使うときに気をつけたいスラング

ベトナム語のスラングの中には、意味としてはよく使われるものの、場合によっては強すぎたり下品に聞こえたりする表現も含まれます。

たとえば強い怒りや不満を表す言葉は、仲の良い友人同士で冗談として使われる一方、公の場では避けるべきとされています。

外国人がむやみに真似すると、相手を不快にさせてしまう可能性もあるため、まずは意味を知って聞き分けられるようになる段階にとどめるのが安全です。

表情や声のトーンを観察しながら、どの表現がポジティブで、どの表現がネガティブなのかを少しずつ理解していきましょう。

ベトナムの言葉を通して世界を広げる

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ベトナムで有名な言葉を知ることは、単に旅行を便利にするだけでなく、その国の人が大切にしている価値観やユーモアに触れるきっかけになります。

基本のあいさつや感謝のフレーズに加えて、ことわざや名言、若者のスラングまで幅広く学ぶと、ベトナム人との会話がより立体的で楽しいものになります。

すべてを完璧に発音しようとする必要はなく、意味と雰囲気を理解したうえで、一言ずつ丁寧に使ってみることが何よりも大切です。

少しずつ有名な言葉を自分のものにしていくことで、ベトナムという国がぐっと身近に感じられ、現地での出会いや体験もより深く心に残るでしょう。